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【書評】小太郎の左腕 このエントリーを含むはてなブックマーク

小太郎の左腕小太郎の左腕
(2009/10/28)
和田 竜

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少し時間が取れたので久々に小説を読んだ。

仕事のことが頭から離れず実用書ばかり読んでいて、
小説を読む時間をとることすら恐れ続けていたが、
とある方から、
『小説から得るものは、実用書以上に大きい。むしろ人生の中で実用書より大きなものを得る可能性がある』
と聞いたことが頭から離れず、
いつかは読もうと思っていたので、ようやく念願が叶ったという感じだ。

この小説はとある方から頂いた。
単純に読み終えたということだけで譲り受けたので、
とりわけ面白いから、という訳でもらった小説ではない。

小説を読む決心をして、いざ部屋を探しても、
何年前に読んだか記憶にない小説しか本棚になく、
読んでいない何冊かの本のうちの一冊が、たまたまこの本だった。

このように強い思いが全くない状態で読み始めた小説だったが、
結果的には、非常にドキドキし続けてあっという間に読み終えた。
面白かった。

半右衛門と喜兵衛という武士同志の戦いで、
その中に小太郎という銃の腕が優れた少年が巻き込まれる話。

筋の通った戦い方、例えば、互いに向い合って談笑して、一方が帰城した後直ぐに合戦を行う場面など、
その場では戦わず、武士として公の場で刀を向き合う場面など、ビジネスにも相通じるものがあった。

個人の異常までの目的を満たすために時には非情な手段をも選んで行動していたことが、
当時の武士達を輝かせていた理由の一つなのかもしれない。

立場により人を斬らなければならない場面もある。
個人の信念を守るために、他から見ると不合理に思われる行動をとってしまうことだってある。
信念に関しては、それが自分を生かすモチベーションであるために、
合理性などそこには存在しない。その後に他が見ると不幸が待っているとしてもである。


ビジネス書や実用書ばかり読んでいた自分にとっては、
実生活と照らし合わせることが出来た隠喩のような小説であった。


小説を読めるほどの心の余裕はもっていたい。
しかし、そんなに世間は甘くない(笑)。

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  1. 2010/06/20(日) 23:00:00|
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