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【書評】3年で辞めた若者はどこへ行ったのか このエントリーを含むはてなブックマーク

3年で辞めた若者はどこへ行ったのか―アウトサイダーの時代 (ちくま新書)3年で辞めた若者はどこへ行ったのか―アウトサイダーの時代 (ちくま新書)
(2008/03)
城 繁幸

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若者はなぜ3年で辞めるのか? の続編的な城繁幸氏の新書。




国全体の成長が前提として成り立つ、
年功序列に従って成立している「昭和的価値観」を否定して
成果主義が代表とされる「平成的価値観」を啓蒙する一冊。

20代後半~30代前半の就職氷河期世代は、
年功序列ルールを教えられたのにもかからず、就職直前でレールをはずされた、
いわゆる、非正規雇用が多い世代。

それは、不景気時に正社員の給与を維持するために、新入社員の雇用を減らし、
その代わりに、給与の低い非正規雇用を増やしたことによるためであると
本書では書かれている。

そのレールをはずされた世代には私も含まれているのだが、
私はそれは不幸とは思ったことはない。

不景気の就職活動は、
企業側からは働く事に対して強く考えることを強制させられた。

「何故働くのか?」
「会社に入って何をしたいのか?どうやって実現したいのか?」

そんな質問を沢山浴びせられて、仕事観を就職前から鍛えさせて頂いた。
その力は今でも自分の力になっていると思う。

そのせいかわからないけれども、
失礼ながら入社当時から、個人のスキルアップを第一に考え、
一生1つの会社で勤め上げる意識はまったくなく、
会社を利用しようという意識を持ってしまった。
(それが良いか悪いかは個人の価値観だと思うが)
そしてタイミングをみて、転職を果たした

私はレールからははずれているので、本書でいう「アウトサイダー」に含まれていると思う。

本書にも同様なことが書かれていたが、
社会に出て、高学歴を得て、大きな会社へ進み、
安定した給与とある程度の出世が決められる会社に勤めることだけが
共通した幸福のラインである必要は無いような気がする。

そもそも、人口や経済規模が縮小する今後は、
一部上場の会社だって倒産する可能性もあったりするので、
そのような社会では、
会社に依存して働くことがもっとも不安定のような気がする。

偉い人がどのような考えを持っているのかはわからないけれども、
現在は、新規入社は新卒優位な実態がある。
しかし、2人に1人は転職を経験している20代の人間が、
主要な地位に就いたとき、就職のルールが変ってくるのではないだろうか。
、というか変わることを信じたい。

私はまだ若いから強気なことをいえるのかもしれないけど、
会社と個人は対等な関係であり、
組織にいながらも独立しているような感覚をもって、
生きていく選択肢もあると思うし、
逆に、仕事とプライベートをはっきり分けるライフスタイルを会社は推奨して、
互いにそれなりの契約を結ぶことも大切だと思う。

本来の成果主義は仕事ができる人に対して報酬を与えるだけではなく、
個人の仕事のスタイルに応じて、
報酬を決定することができるハッピーなシステムだと思っている。
外資系のように結果を出せない人を即ファイヤーさせることが、成果主義ではない。
会社と個人の契約で、ライフスタイルに合わせて給与を決定することが、
理想の成果主義じゃないだろうか。

この本では年功序列を否定しているけど、
年功序列が一番の悪ではなく、
それ以上の悪は、1つの会社で勤め上げることだけが成功のレールであるという価値観が
保たれつづけることじゃないだろうか。
(それは本書でも書かれている。)

フリーターもビジネスマンも色々な働き方があり、
そのそれぞらの価値観を受け入れる社会が生き方の多様性を受け止める社会が到来すれば、
ストレスが少なく仕事ができる環境を手に入れられるような気がする。
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  1. 2008/04/08(火) 00:00:00|
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