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【書評】ラクをしないと成果は出ない このエントリーを含むはてなブックマーク

ラクをしないと成果は出ないラクをしないと成果は出ない
(2008/05/23)
日垣 隆

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タイトルが露骨すぎて、購入するのに躊躇しそうな一冊だけど、書かれている内容には納得。
納得できる理由として、筆者のトラックの運送業なども経験し、失業を繰り返している汗臭さが感じられるプロフィールがあります。
「優れた経営者が一般社員に向ける言葉で役に立つのは2割程度しかない」
という文節は筆者のプロフィールを知ってから読むと、さらに説得力が増しますね。

自分に対する相手の優先順位を上げてもらうことが仕事の基本


人に好かれているんだよね、とかフレーズとして聞くくけれども、本当に好かれている(この表現自体が嫌い)の基準は、ここだと思います。
常識外の時間に呼び出されたり、思いつきで指示を受けたりなど、それは相手から見ると、自分の価値は高いとは言えないかも知れない。(夜中に呼び出せる都合の良い女性のように。)

「つまらない」と思ったら、できるだけ早く撤退する


これはよく耳にするフレーズ。つまらないこだわりが有限の時間を食いつぶす。しかし、ここの判断は非常に難しところかもしれません。つまらないと思っても、将来大きく役に立つことだってある。これは、年齢を重ねた上でしか結論がでないだろうし、なんとも言えない。
とはいっても、最終的には自分の決断としての撤退は正しいとは思います。

自爆しない


耳が痛い。
本書では自爆の条件として、
・嫌なことに2つ以上の理由をつける
・自分にできないことをできるという
・自分にできないことを他人のせいにする
が上げられている。
自爆しないために必要なのは、自分をよく知ること。
そしてその範囲内で責任をもって仕事をすることですね。

本当に「良いもの」は自分で売ってみる


本気で良いって思ったのを売ってみる。
アフェリエイトのようですね。

今の仕事を30年後にもやっているかを自問。もしNOなら続かない


軸はぶれずに進めていきたいですね。
「仕事」という括りを自分の中でどう考えるかが、重要かもしれません。

「好き」を安さの言い訳にしない


私は好きだから給料安くてもいい、と思う時期もありましたが、それではいけなくて、
好きなことの社会的価値を上げていきたい欲求ももてることで、
はじめてその仕事が好きって言えるようになるのではないでしょうか。

・好きな仕事を増やすために、好きではない仕事を毎年二割ずつ削除する
・「何をしないか」を明確にしてゆく


これは本当に大事。昔の会社の上司からも良く言われていました。

毎日仕事が終わったら、机の上と周辺を完全にリセットする


一番難しそうだ。

休暇中も仕事をしたほうが、のんびりできる


これは賛否両論ありそうですが、
休みに仕事をしたほうが心がすっきりするのは経験的にも事実。

無理に休みだからとって、仕事に目を背けると、休めなくなったり、といったところで仕事をすると、本当に休めなくなったりとしますし。
とはいっても、休日の仕事はほどほどにしないとね。

出欠を迷うイベントには行かない


イベントの定義にもよるはず。
プライベートなら当てはまるけれども、
人が集まる場所など、参加することで利益が得られるイベントもあります。
ケースバイケースですね。

アウトプットしないものはインプットしない


これは本当に大事。
自分で勝手に行っている「準備」と言われているものは、アウトプットが未確定なインプットの可能性が高いです。自分で行う学習もいずれは役に立つのかもしれないけれども、効率を上げるの視点から考えると、他者から確実に求められている事柄をインプットするほうが優れているのは明白だと思います。

子どもができたら、「仕事で二〇年後にブレイクする」準備を始める


全く考えてないな・・・。

大切な人は命がけで守る


対象がいないとがんばれないものです。自分のためだけに成果を出す、というモチベーションって難しいです。そういう対象があってはじめて、成果を出すとか、仕事をがんばるとか、ポジティブな気持ちが生まれるんだと思います。


自己啓発本に拒絶反応を起こしていて、かつて手に取ったことがない人により勧めたい一冊です。
買って損はないと思います。

以下目次。

はじめに

 第1章 基本編
 1 ラクをして成果を上げるのが基本中の基本 
 2 ゴールを必ずイメージしてから仕事に取りかかる
 3 自分にできないことをしている人を、素朴に尊敬する
 4 お金で自分の時間は買えない。他人の時間なら買える
 5 「ぜひ続編を」に即対応できるよう、素材は使い切らない
 6 外部の人に自分の仕事のおもしろさが伝わらなければ、それはつまらない証拠
 7 よくわからなかったら現場に行って考える
 8 気になったら、まず買う
 9 自分に対する相手の優先順位を上げてもらうことが仕事の基本
10 全体像と個別の処方箋を混同しない

 第2章 インプット編
 11 「つまらない」と思ったら、できるだけ早く撤退する
 12 情報収集にのめりこまない。情報とは「出合う」ものだからである
 13 立ち読みは書店でなく家の中でする
 14 若いうちはテーマなしで一日一冊、四〇代は一日で五冊
 15 興味がわいたことは講演やセミナーに出て、全体像と情報源を一気に押さえる
 16 書棚一本の本がたまったら、新しい分野を開拓できる
 17 ブログを世界中の井戸端会議における、「立ち聞き」として活用する
 18 ウソには必ず理由や背景がある。それを探るとインプットが効率的になる
 19 発行部数数千部のメルマガや専門誌や白書類にたくさん目を通す
 20 図書館に行けば行くほど「無駄遣い」になる

 第3章 ネットワーク編
 21 いざという集まりには万難を排して参加する
 22 アイデアは他人の頭で揉んでもらう
 23 メールの未処理は「なし」の状態にして帰宅する
 24 会いたい人にはできるだけ向こうから望んで会ってもらうように仕向ける
 25 お願いした場合は「いつでも」と言う
 26 予測がつかなかったら、親しい友人と賭けをする
 27 人から薦められたものは、無理をしてでも即日取り入れる
 28 期待値を下げる
 29 自分の実力をマッピングしておく。身の丈を知ったうえで見栄を張る
 30 先輩の一言アドバイスには、とにかくまず従ってみる

 第4章 撃退編
 31 締切日に納品しても、返信がないような会社とは仕事をしない
 32 依頼には即決で答える
 33 愉しめない喧嘩は避ける
 34 自爆しない
 35 NGな人には説明しない。NGな人とはモメない
 36 クレームは、成長に不可欠なもの(一割)と、無駄(九割)に分かれる
 37 できるだけ葬式には行かない努力を
 38 三日かかることは一日でやる
 39 苦手なこと」は人の手を借りて解決する
 40 NG上司に煩わされない

 第5章 独立編
 41 本当に「良いもの」は自分で売ってみる
 42 出された問題はすべてその場で解決の方向と、「いつまでに」を明確にする
 43 今の仕事を30年後にもやっているかを自問。もしNOなら続かない
 44 自分の仕事が黒字になっていなかったら、絶対に会社を辞めない
 45 商売道具への投資はケチらない
 46 最初から必ず黒字にする
 47 「この社と切れたら自分がアウト」という取引先は作らない
 48 「やりたいこと」を周囲に話しておく
 49 「好き」を安さの言い訳にしない
 50 独自の販売回路をもち、その売り上げは五年で二倍が最低ライン

 第6章 継続編
 51 好きな仕事を増やすために、好きではない仕事を毎年二割ずつ削除する
 52 「なるほど」と思ったことは、二四時間以内に「やる」メドをつける
 53 過去を振り返らない
 54 「何をしないか」を明確にしてゆく
 55 常に確率を意識する
 56 一発屋でなく、人気(売り上げ)×継続の面積を広げていく
 57 貯金しなくても良いようなキャッシュフローを、常態化する
 58 問題を見つけたら、必ず即日解決の糸口を見つけておく
 59 継続させる小さな工夫を
 60 自由に生きるために健康を維持する

 第7章 組織編
 60 今いるメンバーを前提にする。「上手くいかない」のを彼らのせいにしない
 62 会議や集会は、参加者全員が「待ち遠しい」仕掛けをつくる
 63 自分の「忘れグセ」を前提に、「忘れても、できる」仕組みをつくる
 64 共有する言葉の定義を明確にしないと、誤解が量産される
 65 コーチはするものではなく、優秀なコーチに短期間「つく」のが近道
 66 どれくらい時間がかかるかは先に訊く。ギャラも先に決めておく
 67 インセンティブを高める工夫だけで、成果が上がる場合は予想外に多い
 68 毎日仕事が終わったら、机の上と周辺を完全にリセットする
 69 「約束の優先順位」を見直すクセをもつ
 70 休暇中も仕事をしたほうが、のんびりできる

 第8章 時間編
 71 会議は一企画につき二度だけで終える
 72 決裁は火曜日の午前一〇時半から、と決めておく
 73 探し物は一ヵ月で合計一時間以内に
 74 人を待たせない。待たされても怒らない
 75 「遅刻してしまった!」を先にイメージする
 76 よほどゆとりがない限り、正義に多大なエネルギーを注がない
 77 レファ本の常備は時間を節約する
 78 出欠を迷うイベントには行かない
 79 一万円札と名刺は三ヵ所に入れておく
 80 もう腕時計をしない

 第9章 アウトプット編
 81 ノウハウはどんどん公開する
 82 「好き」をお金にしてゆく
 83 「本格的に勉強したい」分野の仕事を引き受ける
 84 アウトプットしないものはインプットしない
 85 数値目標とその根拠を明白にもつ
 86 同じネタで何度も稼がないように自戒する
 87 「新鮮でおもしろいこと」は三〇秒で説明する
 88 毎晩アルコールが欠かせない人は伸びない
 89 相手を飽きさせず一時間話せたらお金になる
 90 「必要でないこと」は極力やらない

 第10章 生活技術編
 91 死以外の悲劇は、一〇年後に必ず人生の肥やしになる
 92 子どもができたら、「仕事で二〇年後にブレイクする」準備を始める
 93 昨日と違う今日、今月と違う来月、来年と違う再来年にする
 94 加齢とともに遊び時間を増やしてゆく
 95 最悪の事態を想定し、その兆候が出たら動く
 96 よほど親しい人以外にはプレゼントをしない
 97 ドタキャンは月に一度だけ、と決めておく
 98 旅行用の持ち物リストをつくっておく
 99 子ども部屋より書斎を優先するのが、家族のためになる
100 大切な人は命がけで守る

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  1. 2008/07/18(金) 00:00:00|
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