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【書評】案本 「ユニーク」な「アイディア」の「提案」のための「脳内経験」 このエントリーを含むはてなブックマーク

案本 「ユニーク」な「アイディア」の「提案」のための「脳内経験」案本 「ユニーク」な「アイディア」の「提案」のための「脳内経験」
(2008/03/28)
山本 高史

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これは名書ではないでしょうか。
アイディアを提案する職種の方はぜひ一読して欲しいです。

経験は黙っていて与えられる物ではなく、自分の意志で経験する。経験の能力のひとつ


経験は黙ってすればいいものではなく、考えた経験こそ経験になるのいうのはとても共感。
どんなに苦労しても、それを自分で考えて消化しないと、せっかくの苦労も無駄な時間になってしまう可能性だってある。
(テストにて、誤った回答をを振り返り添削することが、テストを受けた意味になることと同じ)

経験を積極的に増やすと、先輩との5年、10年のさはすぐ埋まる


経験を増やして、頭を働かせかたによって経験の差が縮まるという考えは、
経験を今まで時間軸でしか考えたことしかなかった私にとっては、とても新鮮。
同じ経験をしても、成長する人間と、そうでない人間がいる差はここにあるのだろう。

クライアントの提案→地区予選

消費者画の提案→全国大会


全国大会だけ見ていて出場できなければ意味がない。
そのためにはクライアントのベネフィット(心理的な部分も含む利便性)を捉えて共有して提案する必要がある。
地区予選で敗退した時点で、せっかくの提案も消えてしまう。

選ばれたから価値が生じる


つまり、選ばれなければいいものも何の価値も発生しないと言うこと。
まずは選ばれることを一番に考えなければ、よい作品だって埋まってしまう。
ゴッホのひまわりだって、ゴッホが死後に評価された作品があったから価値があるのだろう。

繰り返すけれども、選ばれることはスタートラインに立つためにとても大切だということを改めて感じた。
選ばれるためには、受け手のベネフィットを考えて、提案するしかない。

「主観は偏見にすぎない」の克服。それを「経験」に求める

経験量が増えることは、自分の考えの妥当性の精度を上げることになる。


私たちは主観で世界を見ている。
以前エントリーでも書いているけれども、「自分が認識したものが世界」だと思う。
とはいっても、この世界が固定されてしまうと、客観と主観の差が広がり続ける原因となる危険性があるので、
それを回避するために、人の主観は、他者の主観とぶつかり合わせて、自分の偏見が小さくしていくしかなく、
主観が客観に近くなるためには、他者の交流、つまり多くの経験をする必要があるということにつながっていくのだろう。

実経験の凄いところはネガにある

「疑似体験」は誰かの価値観や、人生観、世界観を経ている。いつも批判的に修正して「疑似体験」を重ねないと、思わぬ偏向をきたす。それを回避するには、できるだけ「疑似体験」を重ねるしかないが、長続きするか?


「実体験」は体力的、精神的に大きな負担をかけなければいけない。
さらには嫌な気持ちもたくさんすることだってある。
そして、その嫌な気持ちが大きな経験となり、
自分の主観を良い具合に壊してくれるような気がする。
ネガの経験をした時はきっと、頭がフルに回転して、無意識まで蓄積される経験となるのかもしれない。

しかし、ネガの経験はいいことだけでなく、自分の体が大きく消耗するし、
自分が求めている経験がいつもできるかといえばそうでもないのでリスクは高い。

本書では、それを克服するためには、本を読むなどの「疑似体験」も大切としているが、
例えば読書などは、各著者のの価値観で書かれているために、
色々な視点からの書籍に目を通さないと片寄った考えとなってしまう可能性もあので、
それを回避するためには、素直に書いていることを受け入れるのでなく、批判的な視点で読み続ける必要があるとしている。
(さらにネガな体験をすることができないので、吸収力は実体験にはかなわないのかもしれない。)

といっても、読書とはおそらく批判するだけではなく、
以前読んだ書籍に逆のことが書かれているのだが、
そこには「意識の矢印を相手に向け続ける」大切さが述べられていた。

本を読むこと、つまり「疑似体験」とは、意識の矢印の方法を常にコントロールしつづけることなのだろう。
どちから一方では偏見となってしまう。

自分があらかじめ持ってはいなかった主観の気持ちが、ひょっこり顔を出してくる。自分の主観は、まったく、偏見に過ぎない。見知らぬ主観の魅力にも、驚かされる


本書では、「実体験」、「疑似体験」の他に「脳内体験」ということを述べている。
「脳内体験」とはは考えた経験をきっかけにして考えた経験が連鎖させていくことで、そうすることで、意識的に脳を働かせて経験させていく。

「脳内体験」を行うことにより、自分が保っていなかった主観が現れて、その主観に自分自身が驚くこともあるようだ。
※「脳内体験」の詳しい方法は本書に書かれている。

自分の考えが全てではないことは、わかっていても、意識しなければ暴走してしまう可能性があるので、
「主観は偏見にすぎない」ことは常に立ち止まって考えなければいけないのだろう。


口語体で展開されているためとても読みやすい。
また読み返したいと思います。

以下抜粋。


☆経験は黙っていて与えられる物ではなく、自分の意志で経験する。経験の能力のひとつ
・「経験した経験」がなければ、経験の価値もわからない
・経験は、ユニークな提案のために一番重要なもの
・「ユニーク」と「提案」は逆説的な位置にある
・ベネフィット(利便性)
・受け手、とくに広告の受け手は、冷淡で、無関心だ。怠惰だ。
☆クライアントの提案→地区予選
☆消費者画の提案→全国大会
・受け手に選ばれなかったという結論が出た瞬間に、もう受け手との「コミュニケーションは終わっている」
☆選ばれたから価値が生じる
・芸術も選ばれてナンボ
・(受け手は)頭を働かせたり時間をかけたりすることなく、「理解」できることを要求する
・理解できなければそこで終わり
・クライアントの利益という目的を共有しながら、クライアントと対峙してどうする?「商品を出来るだけ売る」という共通の目的を持っているのだ。
・「理解」されない「評価」とか?
1.提案には明らかに価値があるが、正しく理解されていない。1,2年早すぎたのか、提案の方法に難があるのか
2.アイディアの価値は理解できたのだが、それがクライアントの求めている価値と異なっている。クライアントにとっては無価値
3.アイディアに価値がないことが見事に理解された
4.なにがないやらさっぱりわからない。おまえアホがという提案。
・「既存のものには成しえないことがいくつができますよ」
・歴史という学問の弱点は、「価値を選ぶ」ことを学ぶのではなく「選ばれた価値」を学ぶこと
・「なにを言うか」を後回しにして、もしくは放ったらかしにして、「どう言うか」のインパクトに腐心した提案を評価する尺度は、プレゼンの受け手は、やはり持っていない
・提案するときは「なにを言うか」を優先する。ベネフィットを約束する。
・受け手のベネフィットさえ約束すれば、必ず話を聞いてくれる
☆「主観は偏見にすぎない」の克服。それを「経験」に求める
・ユニークなアイディアの提案も、結局は既存の尺度で価値を測られる
・選ばれる喜びを知らないから、選ばれることに執着ない
☆選ばれる人間にしてみれば。アイディアを提案してくれるのは、きみだけではない
☆他人の痛みを知らないから、発言や表現で不用意に人を傷つける
・他人の喜びを知らないから、そこに導いてあげるアイディアを提案できない
・他人の気分を知らないから、空気の読めないヤツ、と指をさされる
☆知ることは経験することでしか叶えられない。知りたければ経験するしかない。つまり、経験することは、知ること。だから経験を可能な限り重ねよう
・「経験データベース」は、「経験=知ること」によって満たされていく
☆「ど真ん中となる情報はなにか」を整理する
☆真ん中になにを置くかを決めるのは、考える作業上とても重要なこと。でも、真ん中だけ見ていても、見続けていても、豊かなイメージはつくれない。
・コピーにおいて、「経験した→知っている」の量は、足りないとお話にならない
・「経験」とは「なにかに遭遇して、それをきっかけに。脳に記憶して残すこと」。名詞なら「残るもの」
☆「考えた経験」は記憶に残りやすい
☆経験は自分から脳を動かして、脳に刻むのだ。忘れ去られるようでは、思い出すらない
・積極的に「感想を持つ」、「考える」、「疑う」、「発見する」、「わかる」、「また疑う」ことで脳内に「これは覚えておくべき大切なことだから、忘れるなよ」と、記憶を刻む必要がある
☆知らないことは、想像もできない。逆を言うと、知っていればいくらでも想像できる
・受け手の事情に最適なユニークな物
・経験量が、知っている量が、自分量だと信じて、質より量と信じて、経験を増やし続けるしかないのだ。やみくもに。がむしゃらに。貪欲に。
・「経験」の絶対量を増やそうとするなら、それを引き起こす原因をふやせばいい・
・経験を増やすための経験
・実経験でも経験データベースづくりのために大切なことは、意識的に脳を動かすこと
・経験は脳にさせるもの
・遭遇、接触したら、まず、脳を動かして、感想、怒り、類推、対応を意識化して、経験として脳に保存する作業が必要
・合目的のための経験は脆い。ある目的から逆算して、経験を積もうとしている。それは受験勉強の発想だ。一夜漬けに似ている。
☆実経験の凄いところはネガにある
・やっぱり酒の飲めない人間には酒のいちばんの広告は作れない
・経験は質より量。ポジもネガもすべて意識化して、脳に刻んで、経験化。そしてデータベース化。頭の中の「水がめ」の水は、無色透明と限らない。
・経験は自分から拾いに行く
・本書での経験は「なにをしたか」ではなく「どうがどう動いたか」
☆経験を積極的に増やすと、先輩との5年、10年のさはすぐ埋まる
・脳に経験させることを考えれば、同じ単位時間を、何倍にも生きられる
☆疑似体験は誰かの価値観や、人生観、世界観を経ている。いつも批判的に修正して疑似体験を重ねないと、思わぬ偏向をきたす。それを回避するには、できるだけ疑似体験を重ねるしかないが、長続きするか?
・主観は偏見である。しかも、ヤバいことに、ぼくらは主観しか持っていない
・新提案を裏打ちしているのは「経験」である。経験とユニークな提案は、確実につながっている
☆経験量が増えることは、自分の考えの妥当性の精度を上げることになる。
・主観、もしくは偏見に過ぎない自分の尺度に、できる限り多くの他者の主観を経験させて、自分の尺度の妥当性を知ることができる
・実経験は、自分の肉体や精神にじかに働きかけるもので、両者に負担がかかる。大きなインパクトを伴うこともあるので、甚大なダメージを被ることにある
・疑似体験はバランスが必要
・経験をきっかけに経験する
・「考えた経験」をきっかけにして、「考えた経験」が連鎖していく。→脳内経験
・「脳内アングル」は、そのきっかけを大量に出現したものである
・主観は偏見に過ぎない
・アングルの種類
1:関係者(モノを含む)
2:中身
3:時
4:働きかけ
5:もしも~
6:~できる(ベネフィットのアングル)
7:異論反論
☆自分があらかじめ持ってはいなかった主観の気持ちが、ひょっこり顔を出してくる。自分の主観は、まったく、偏見に過ぎない。見知らぬ主観の魅力にも、驚かされる
・「尺度を共有」しなければなにも伝わらない
・「ユニークなアイディアの提案」が選ばれにくい原因は「主観は偏見に過ぎない」というところ
・受け手の尺度を共有するべき
・物事は単独では存在しない。その周りの感情(喜怒哀楽)を全部ひっくるめてその商品の全体像なのだ
・「課題」や「受け手のベネフィット」が見えないところにまで、伸びてしまうからだ。これこそが、「ユニークの暴走」
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  1. 2008/08/25(月) 00:00:00|
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コメント

すばらしい!!

投稿時間が!!
って、そこじゃなくて
『脳内体験』!!
  1. 2008/08/25(月) 03:36:47 |
  2. URL |
  3. まにゅ #-
  4. [ 編集]

時間はタイマーで自動投稿にしていますw
脳内体験って発想はおもしろいですよ。
  1. 2008/08/27(水) 10:27:19 |
  2. URL |
  3. 0815 #-
  4. [ 編集]

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